住宅購入・・・頭金はいくら入れる?預貯金はいくら残せばいい?

頭金とは「住宅の価格のうち現金で支払う部分」のことをいいます。住宅を購入するにあたり、頭金をどのくらい入れるか悩むところですね。

住宅ローン商品によっては頭金の割合に応じて「住宅ローン金利が優遇される」ものもあります。
優遇金利の低さは非常に魅力的ですし、頭金を多く入れれば入れるほど住宅ローンの借入額も少なくなるので、できる限り頭金を入れようと考えるかもしれません。
でもチョット考えてみましょう。
住宅購入時には、住宅購入価格以外にも次のような費用がかかってきます。

  • 住宅購入費用は住宅購入価格だけではありません。購入に際して住宅ローンの保証料・事務手数料・登記費用(登録免許税)・司法書士さんへの報酬・火災保険料・引越し代・家具や家電・カーテンの取付などの諸費用が掛かってきます。この中には諸費用分として住宅ローンと併せて借りられる金融機関もたくさんありますが、「融資可能額=物件価格+諸費用分」となりますので、物件に充てられる金額が低くなり物件購入価格に影響を及ぼす可能性もありますので、諸費用分ぐらいの住宅購入用の貯蓄は欲しいところです。
  • 住宅を購入後に、住宅取得税や固定資産税などが徴収されますので、貯蓄0円は危険です。
  • 諸費用にかかる費用は建売住宅や中古住宅で購入価格の6~8%程度、注文住宅で土地・建物総額の10~12%程度

住宅購入後は住宅ローンの返済が始まりますが、家族が病気になってしまい高額な医療費がかかるから住宅ローンの返済ができませんでは済まされませんね。住宅ローンの返済が滞り、住居が競売にかかってしまったら住居を失い、生活が立ち行かなくなってしまいます。
そんな「日常生活のリスク」への備えとして、住宅購入用の貯蓄とは別に「緊急予備資金」「生活立て直し資金」を準備しておく必要があります。
ただし、この準備資金は月々の生活費の補填に使ってはいけません。
あくまで「日常生活のリスク」に備え「いざ」という時も、生活水準を保ち安全に住宅ローンの返済を続けるための準備資金だからです。

緊急予備資金とは?

家族の急な病気やケガでの手術費や入院費用、田舎の両親が病気になり急遽帰省することになったための費用、水道が壊れた等など突然の家の修繕費等をいい、生活費の3か月分は用意します。

生活立て直し資金とは?

世帯主に先立たれ遺族の生活を建て直す、会社の倒産やリストラにより収入が入らなくなり生活を建て直さなければならない、被災をしてしまい再建までの生活にかかる費用をいい、生活費の6か月分用意できれば「いざ」という時に大いに役に立ちます。

緊急予備資金・生活立て直し資金の預けどころは?

「いざ」というときにすぐ使いたいお金ですので換金性の高い預貯金で準備します。
元本保証されている金融機関の普通預金・当座預金・貯蓄預金がこれにあたります。

  • 外貨建て普通預金は為替の変動により元本割れする恐れがある、その他、株や投資信託といった商品も元本割れするリスクが高いので、預けどころとしては不向きです。

被災時は金融機関によって引出までに時間がかかったり、引き出しの限度額に制限がかかる場合もありますので、複数の金融機関に分けて預けておくと良いでしょう。
その場合、どの金融機関にいくら預けているかわかるようにしておきます。
また、突然の自然災害で被災した場合を考えて、数千円程度の予備費を常時用意する、電子マネーを使えるようにするなど、いくつかの手段を考えておくと良いでしょう。

家を購入する時に「緊急予備資金」+「生活立て直し資金」を完全に用意できることができれば安心です。
生活費が30万円だとしたら270万円が準備資金となりますが、住宅購入用(頭金+諸費用)の預貯金もしながらとすると、なかなかそうはいかないこともあります。
その場合は生活費3か月分の「緊急予備資金」だけでも確保し、住宅購入後にできるだけ早く、「生活立て直し資金」を準備したいものです。

まとめ

住宅購入時諸費用を現金で支払うか、住宅ローンに組み込んで借りるのかによっても入れられる頭金の金額は変わります。
教育資金やその他、使いみちの決まっている金額を貯蓄総額から除き、そこから住宅購入時諸費用(住宅ローンで借りる場合は除く)と緊急予備資金と生活立て直し資金(無理な場合は緊急予備資金のみ)を引いた金額が入れられる頭金の金額となります。

併せてお読みください

マイホーム買いたいけど頭金を入れる?それとも入れない?
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もしも自然災害にあってしまったら①
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もしも自然災害にあってしまったら②
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