住宅2019年10月21日
おしゃれな平屋建ての家に住みたい~平屋建てのメリット・デメリット~
おしゃれな平屋建ての家にあこがれる人は多いのではないでしょうか。
各ハウスメーカーでも、平屋建ての家にとても力を入れているのは平屋建ての家の人気が高まっている証といえますね。
アイフルホームHPより
人気の理由としては
- ワンフロアで移動が楽
- 地震や台風に強い
- 家族のコミュニケーションがとりやすい
- バリアフリーで老後も安心
などがあげられます。
平屋建てのメリット
- ①ワンフロアで生活導線がすっきりしている
- ・階段の上り下りせずに、「洗濯」「掃除」「料理」などの家事がをこなせる
- ・小さな子供がいる場合、階段から落下する等の危険を避けるため2階のベランダに行くわずかな時間も子どもをそばにおいておかなければならない
- ②家族みんなが同じフロアにいるのでコミュニケーションがとりやすい
- ・2階建てや3階建ての様に家族が分断されない
- ・家族に一体感が生まれる(子どもが年頃の場合などプライバシーが保てるような工夫が必要)
- ③バリアフリーで老後も安心
- ・足腰が弱くなってくる老後に階段を使わなくてよい暮らしは、とても楽
- ・杖や車いす生活になってもワンフロアなので生活しやすい
- ④地震や台風に対して構造的に強い
- ・2階建てや3階建てに比べて構造がシンプルなので構造的に強い傾向にある
- ・耐震性を考えても重量が重くなるほど揺れは大きくなるが、2階建てや3階建てと比べて重量が軽くなるので、地震に強くなる
- ⑤天井を高くして開放感を出したり、ロフトを設けて部屋数を増やすことができる
- ・天井が屋根の場合、勾配を利用して高い天井にすることができる
- ・ロフトを設け、寝室や趣味の部屋を創ることができる
- ⑥建築後のメンテナンス費用が安くすむ
- ・住宅には定期的な塗装やコーキング・防蟻処理などのメンテナンスが必要になりますが、2階建てや3階建ての家だとメンテナンス時に足場を組む必要が出てきますのでその分の費用が掛かるが、平屋建ては足場を組む必要がないので、その分費用が安くすることができる
平屋建てのデメリット
- ①2階建てや3階建てと同じ建坪(部屋数)が欲しい場合は広い土地が必要になる
- ・土地代が高くなる、都心の場合はそこまで広い土地の購入が難しい
- ②建築にかかる坪単価が高くなりやすい
- ・1坪あたりにかかる建築費を坪単価という
- ・平屋建ての場合、床面積が広くなるので基礎部分の面積も広くなり、それらにかかる材料費や工事代がかかるため坪単価が上がってしまう(家の土台となる大事な部分なのでコストダウンはあまり考えられない)
- ・屋根も広くなるのでその分の費用がかかる(太陽光発電のパネルを大きなものにできるのはメリットでもあるが、その分の費用がかかる)
- ③日当たりの確保が難しい
- ・建築面積が広くなればなるほど、中央の部屋の日当たりが悪くなってしまう
- ・天窓や中庭を設けるなど、日当たりや風通しの確保が対策として有効であるが、その分のコストアップはいなめない
- ・天窓からの雨漏りのリスク回避としてメンテナンスは欠かせない
- ④プライベートの確保に間取りの工夫が必要
- ・家族間のコミュニケーションがとりやすい反面、家族間のプライバシーを確保するためにロフトを設けたり収納スペース等の配置を工夫したり、パーテーションなどを利用する
- ⑤防犯の対策をしっかり立てる
- ・1階に大きな窓を構えるなど、外からの人の視線も入りやすいためプライバシーの観点はもちろん防犯面からも対策が必要
- 防犯対策は〈平屋建てって防犯対策が重要なの…?〉をお読みください
- ⑥水害があった時に上の階へ逃げられない
- ・対策としては「盛り土」をして土地を高くする、水が床に届かないよう「高基礎」にする
- ・建築費は高くなってしまうが災害対策は重要であるのと同時に、台風や大雨のたびに浸水してメンテナンスを続けるより、長い目で見た時にはトータルコストは抑えられる
メリット・デメリットを充分理解したうえで自分好みの素敵な「平屋のおうち」を建てましょう!!