住宅ローンは総費用で!

金利が安い住宅ローンが一番!ではないです。
金利以外にも手数料、保証料などが掛かるのが普通です。ネット銀行は金利が安いですが、土地つなぎ融資ができないという決定的な短所があります。

金利を含む、全ての住宅ローン費用を合計してみよう!

  • 保証料が4000万円借入の場合80万円程度かかる地方銀行が普通。属性によっては更に上乗せの可能性もあります。
    地方銀行が普通。保証料0は属性が良い家族だけ。
  • 変動金利は半年に一度変動します。35年ローンなら70回変動するルール。
  • 0.7%などの表示金利は「優遇金利」です。滞納すれば3%近い金利になります。
    • 保証料とは万が一住宅ローンが返せなくなってしまった時に、債務者に代わって肩代わりしてくれる保証会社に払う手数料で、3つの払い方がある
      1. 保証料一括前払い型
      2. 保証料金利上乗せ型
      3. 融資手数料型

住宅ローンに係る費用(りそな銀行の例)

借入額3,000万円 ローン期間35年

融資手数料型 保証料一括前払い型 保証料金利上乗せ型
  • 借入額の2%+消費税
  • 現金で支払う
  • 金利が下がる
  • 借入額100万円に対し2万円程度
  • 現金で支払う
  • 0.2%金利が上がる
適用金利
0.47% 0.525% 0.725%
毎月の返済額
77,478円 78,207円 80,895円
総返済額
3,254万円 3,285万円 3,398万円
初期費用(借入の時に支払う)
事務取扱手数料
33,000円 33,000円 33,000円
保証料
不要 618,000円 不要
融資手数料
660,000円 不要 不要
初期費用合計
693,000円 651,000円 33,000円
総返済額+初期費用
3,323万円 3,350万円 3,401万円
その他諸費用
金銭消費貸借契約書印紙税(借入額1,000万円超5,000万円)
20,000円
抵当権設定登記の登録免許税
借入額の0.4%
司法書士報酬
借入額・金融機関にによる(50,000円~100,000円程度)
火災保険料(強制加入)火災保険+地震保険
*保険料は目安 付帯特約により変動する
35坪一戸建 10年一括払い 400,000万円前後

細かい字で、難しい説明が書かれている、住宅ローンの説明書と契約書。すごい金額の話なのに「いつも他のお客様もやっていますから、大丈夫です」という言葉だけを信じて進めて良いのでしょうか?

住宅ローンの契約のことを正式には「金銭消費貸借契約」といい、お金を貸す貸主(金融機関)とお金を借りる借主が結ぶ契約となります。その際に作成される書類を「金銭消費貸借契約書」といいますが、大変重要な事項が記載されていますので間違いがないか、必ず確認をしましょう。わかりにくいところは必ず説明を受けて納得してから署名・捺印をします。

金銭消費貸借契約書(ローン契約書)のチェックポイント

契約締結日
契約をした日
借入額
借入額に間違いがない確認
金利タイプ・金利
変動金利・期間固定金利・固定金利の種類、何パーセントなのか
返済期間・返済回数
何年で完済するのか、返済回数は何回か
返済方法
どこの金融機関から引き落とされるのか
初回返済日・最終返済日
O年O月O日から返済が始まってO年O月O日まで返済するのか
遅延損害金
返済が遅れてしまった時、貸主に対していくら支払うのか
貸主の情報
金融機関名・所在地
借主の情報
氏名・住所(実印で捺印)
期限の利益の喪失事由(一括返済を求められる)
返済の一部で遅れがある、担保物件で競売手続きが開始した、財務状況で重大な虚偽があった、借主の住所が不明になった、借主が反社会的勢力であることが分かった

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あわてず、第三者に相談してから、住宅ローンを決めましょう。

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