新型コロナウイルス感染症の影響による住宅ローン破綻を防ぐための方法

コロナの影響により、収入が減っている家庭も増えています。特にこれから学費がかかる
お子さんのいる家庭で、収入が減ることはとても大変です。
では、その時まず何に対する出費を抑えていきますか?

  • 食費などの生活費
  • 子供の学費や積立
  • 保険料

などいろいろあるかと思いますが、その中でも多くを占めるのが
住宅ローンの返済です。

これは滞納して大変なことになる、考え、絶対に支払っていくものとお考えのことと思います。しかし毎月決まった額で引き落とされるため、倹約しようにも出来ない物と思われます。そこで良策をお伝えします。

住宅ローンのリスケです!!

これは現在、返済中の住宅ローン返済している銀行などに依頼して、返済期間を延ばす、または返済額を減らす方法です。あと25年残っている返済を30年にしてもらうということです。

これは現在のような、多くの人が返済の困った際に制度として銀行が用意しているものです。数か月返済出来ない、ボーナスが出ないなどの理由のはっきりしている人はぜひ、銀行に行ってみてください。現在は政府の指導で銀行の消費者や事業者に対し柔和な姿勢をとっています。

「まだ、もう少し頑張れるかも」は危険です。
先々返済困難になるかもしれない!!
滞納していない今こそ、これからどのような方法が取れるのか金融機関に相談に
行きましょう。
早め早めの行動が重要です!!

最悪の状況を回避するために返済が厳しくなってきたら、
滞納する前に住宅ローンを組んでいる金融機関に相談しましょう
  • 各金融機関にはローンの返済について相談ができる窓口があります。
  • この度の新型コロナ感染症の影響により返済が困難になった方の相談にも柔軟に対応しています。
  • その他、一般社団法人全国銀行協会でも相談窓口やカウンセリングサービスを開設しています。

「新型コロナウイルスでお困りの方へ」一般社団法人全国銀行協会チラシ
https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/topic/covid19/covid19_leaf.pdf

窓口で相談できる内容
【返済条件の変更】滞納してからでは返済条件の変更はできません!!
  • 一定期間元本の返済は据え置き利息のみの支払いとする
  • 一定期間毎月の返済額の減額
  • 返済期間の延長
  • ボーナス払いを月払いに均すetc.

*個々の状況によって条件変更の内容は変わってきます

〈ご参考までに〉もしも「滞納してしまったら」どうなるのでしょう!!

滞納期間 どこから 届く書類 記載されている内容
1~2か月 銀行 支払い請求書 滞納分の返済+遅延損害金の請求
2~3か月 銀行 催告書
  1. 滞納分の返済+遅延損害金の請求決められた期日までに支払わないと分割返済の権利を失う
    =期限の利益の喪失⇒一括返済
  2. 期日を守らなければ銀行は保証会社に代位弁財を求める
  3. 個人信用情報の登録
3~6か月 銀行 期限の利益の喪失通知 分割して支払う権利を失い一括返済が求められる
期限の利益の喪失通知の後 保証会社 代位弁財通知書 債務者に代わり保証会社が住宅ローンの残債を銀行に支払った
6~10か月 裁判所 競売開始決定通知
  1. 保証会社の申し立てにより裁判所は競売手続きを開始し、担保不動産を差し押さえた
  2. 差し押さえ情報は登記簿謄本に記載され第三者も知ることができる
12~16か月 裁判所 期間入札の通知 入札期間・開札期間等の日時

住宅ローンの返済が滞ってしまうと、上記のような流れで最終的には競売にかけられてしまいます。競売の価格は相場の60%~70%のため住宅ローンの残債が残り返済が続く場合があります。

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