災害に強い家を建てたい!!

日本中をなぎ倒す勢いの土砂崩れや家屋の倒壊といった台風。コンテナまでも飛ばしてしまう竜巻。大火や津波を引き起こす大地震。
私たちは常に「災害のリスク」と隣り合わせに生きています。
誰しも「災害に強い家」を建てたいと考えるのではないでしょうか。

災害にあっても倒壊しない家、避難所生活をしなくてもよい「家族の安全を確保」できる家とは一体どういう家なのか考えてみましょう。

土地選びが重要です

「災害に強い家」を建てるには強固な地盤の土地を選ぶことが重要になってきます。
さらに、その土地の成り立ちや特徴に合った工法で家づくりをすることが大切です。
沼や田んぼなどの農地を住宅地として立地可能な土地にすることを「造成」「整地」といいます。
宅地として機能させるために、傾斜をなくすための「切土」「盛り土」等の工事、「擁壁」の設置工事や排水設備の設置工事、地盤の改良工事などを行いますが「元の地盤」の固さと「盛り土」の固さがが違うので土地の一部が沈んでしまう「不同沈下」がおきてしまったり地盤の固さが違うため地震の揺れ方が異なることを原因として、建物が「傾いたり」「ひびが入ってしまう」心配があります。
田んぼや低湿地帯を埋め立てして造成された土地では軟弱地盤の危険性があり、大きな地震の揺れで建物が倒壊してしまう恐れがあります。
このような土地に住宅を建てる場合は、それに見合った地盤改良工事・基礎工事を施します。

☆購入希望の土地の地盤強度の目安・土地の成り立ち・洪水・土地の災害・津波などの危険状況のわかる
「重ねるハザードマップ」国土交通省をご確認ください。

構造の強い家を建てる「建物の形」

地震に強い家は建物の形が「シンプル」であることです。具体的には真上から見た建物を平面図にすると「長方形」のような家です。地震が発生した時に上下方向の揺れの力がスムーズに分散されます。逆に1階のガレージや玄関に柱や壁がない構造だと上の階の荷重に耐えられず倒壊・崩壊の危険がありますので、1階・2階のバランスが重要になります。木造・鉄骨造とも「耐震強度」を高める工法に加え「制振装置」「免震装置」の普及が進んでいます。

*「耐震」「制震」「免震」についてはこちら

構造の強い家を造る「鉄骨造か木造か?」

耐震性で見るとどちらの工法も優れています。
同じ重量を支えるのであれば木造に比べて鉄骨造の方が柱や壁が少なくて済みますが、言い方を変えれば、木造・鉄骨造とも耐震強度を上げるために必要な柱と壁を使いますし、木造では木材をつなぎ合わせる耐震金物も進化しています。

耐火性で見てもどちらの工法も優れています。
ひとたび住宅火災が起こると、その燃焼温度は1200℃に達します。
鉄は熱に弱く700℃の熱で耐火力ゼロとなってしまいます(曲がってしまう)ので、鉄骨には耐火被覆を施し火災の熱にも耐えるようにします。
木材は表面からゆっくり燃え炭化していきますので、急激に強度が落ちることはありません。その炭化速度は1分間に0.6ミリ~0.8ミリですので、消火までに15分かかるとして9ミリ~12ミリしか炭化しません。120ミリ角の柱でしたら100ミリは炭化しませんので柱や梁が倒壊してしまう心配はありません。

災害に備えた設備「在宅避難」

災害に強い住宅を建てると同時に在宅避難ができる設備も重要です。

☆災害時の電力確保
☆飲料水の確保
*断水に備えて飲料水が貯められる貯水タンク
*生活用水の確保できるシステム(エコキュート・エネファームから確保できます)
☆非常食や災害時の備蓄品をしまっておける専用スペース

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