住宅2022年2月18日
『建てた後に後悔したくない!!注文住宅失敗談に学ぶ』
後悔しないためのポイントその1~お金にまつわる失敗談~
目次
マイホーム購入は人生で一番高いお買物といわれています。「誰しも安心して」家の購入をしたいものですが、ほとんどの方が初めてのマイホーム購入で、実際に住んでみて初めて「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と思うのではないでしょうか。
ここでは、注文住宅を建てた方の「お金にまつわる失敗談」「土地選びにまつわる失敗談」「間取りにまつわる失敗談」「外構にまつわる失敗談」と後悔しないためのポイントをシリーズ4回にわたって学んでいきたいと思います。この回では「その1~お金にまつわる失敗談~」をお届けします。
【失敗した!!と思ったことと失敗しないためのポイント】
ハウスメーカーを選ぶ前に知っておきたい建築価格
ハウスメーカーで本体価格2,100万円といわれたので、これなら注文住宅が建てられると思ったが、 土地購入代金を含めて建築費総額が4,000万円かかることを知りあきらめることとなった。 |
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建物を建てるるためには、建本体価格に他に多くの費用がかかります!! その費用は大きく分けて3つ 「本体工事費」「付帯費用」「諸費用・その他費用」 |
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本体工事費 建物建築費総額のおよそ7割 | ||
・建物本体を建てるための費用 | ||
付帯工事費 建物建築費総額のおよそ2割 | ||
・解体工事費用 ・造成工事費用 ・基礎補強工事費用 ・水道管/ガス管引き込み費用 ・インテリア/電設関連費用・外構(エクステリア)関連費用 |
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諸費用・その他費用 建物建築費総額のおよそ1割 | ||
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たとえば、ハウスメーカー提示の本体価格2,100万円の家を建てるとします。
本体工事費2,100万円+付帯工事費600万円+諸費用・その他費用300万円=3,000万円
そして、ここに土地代がプラスされます。土地代金が1,000万円だとすると住宅取得総費用は最低でも4,000万円かかることになります。
これからの人生を左右する資金計画
住宅購入後の住宅ローンの返済額と現在の家賃がほぼ同額なので、将来に渡って住宅ローンの返済に困ることはないと思った。 このままでは、子どもの教育資金や老後資金、家のメンテナンス費用も心配・・・ |
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一般的に住宅ローン控除期間中は子供が成長し、食費や光熱費などの生活費や教育費の出費が |
贈与を受ける条件・タイミングを間違えると多額な贈与税がかかってしまう住宅取得資金の贈与を受けた時の非課税の特例
妻の父親から1,000万円の贈与を受け夫の単独名義で3,000万円の借入をすることができた。 住宅完成翌年の確定申告で住宅取得資金贈与の非課税の特例の申請をしたが、 この特例が使えず231万円の贈与税を支払うことになった。 |
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直系尊属からの贈与であること。
贈与を受けた年の翌年の3月15日までに住宅取得資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築等をすること。 受贈者が「住宅用の家屋」を所有する(共用持ち分を有する場合も含まれます。)事にならない場合は、この特例は受けられません。 |
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住宅を取得するにあたり妻の父より1,000万円贈与を受け妻名義で土地を購入。家屋は夫が住宅ローンを組んで夫名義で新築。 住宅取得資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築をすることとありますが、贈与をされた金額は、すべて住宅取得に充てることが適用要件となります。 詳しくは |
目先の金利の低さに惑わされてはいけない住宅ローン
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金利のタイプと特徴、自分のライフプランにおいてどのタイプを選ぶことが良いのか、事前に情報収集をし、 詳しくは |
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金利の低さに魅力を感じてローンを借りたが、保証料や事務手数料をトータルして考えたらかえって高かった | ||
金利が安い住宅ローンが一番!ではないです。 詳しくは |
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定年後もローンの返済が続くのはイヤなので返済期間を短く設定したが、子どもの教育費と月々の返済に家計が圧迫されて苦しい | ||
住宅ローンの返済期間と完済目標年齢は違う!! 詳しくは |
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詳しくは |
失敗しないためのポイント!!
ファイナンシャルプランニングをして住宅購入から老後までの家計の流れを数値化して住宅購入額を決める。
「家計に見合った住宅購入額」とは現在の家計ではなく「将来変化していく家計に見合った購入額」でなければなりません。ここを誤ると「ローン破綻」を招き「子どもの教育」「自分たちの老後の生活」まで悪影響が及びます。
そうならないために、人生の三大支出といわれている「老後資金」「教育資金」「住宅資金」を中心にしっかり数値化した資金計画をたてていくことが重要です。