『セルフクリーニングで手入れ不要?光触媒の外壁タイル』

光触媒(ひかりしょくばい)のタイルは自ら汚れを浮かせ、汚れを落とすので「セルフクリーニング」といわれています。
光触媒とは、一言でいうと「タイルが太陽の光で化学反応」を起こすことです。

① 親水性
光触媒の働きで、タイルの表面に空気中の水分から薄い水の膜がつくられホコリやチリをつきにくくする。
② 分解力
太陽などの紫外線による光触媒作用の分解力でタイル表面についた汚れを分解する。
③ 親水性
雨が降ると親水性のあるタイル表面の汚れの下に入り込み、洗い流してくれる。

この様に、汚れに見立てたマジックへ霧吹きで水を吹きかけるだけで汚れが落ちるのです!

また、セルフクリーニングだけでなく、空気中の汚れや排気ガスをも分解する空気清浄効果まであるのです。

土と砂で作られたタイルは非常に頑丈ですので、タイルを交換するようなことはめったにありませんが、タイルをつないでいる目地の部分は劣化していくので10年を目安にメンテナンスが必要になる場合もあります。費用は他の外壁建材のメンテナンスの2分の1~3分の1程度
一般的な塗料より初期費用はかかりますが、耐久性が高く費用対効果は十分高いと言えます。

しかし、太陽(紫外線)や雨水のかからない軒下や、汚れの種類(鉄さび・黄砂)、分解能力を超える量の汚れ(こけ、鳥・虫の糞、樹液)が付着した場合には、セルフクリーニングの力が発揮できない場合もありますので、ナイロン等の柔らかいブラシやスポンジを使い家庭用洗剤で洗浄が必要です。

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