『コロナ禍の今だから重要!!将来、家計破綻をさせないために 住宅購入を考えたらファイナンシャル・プランニングをしよう!!』

新型コロナウイルスの影響で住宅ローンの返済が困難になってしまった方の金融機関への相談が増えています。
住宅金融支援機構の発表によるとコールセンターへ寄せられたお客様の相談件数は、2月は15件・3月は214件・4月は1,158件・5月は878件、累計で2,265件となっています。
おもな相談内容は「新型コロナウイルスの影響で今月分は入金できないと思う。1か月ほど待ってもらえるか。」「新型コロナウイルスの影響で収入が不安定になっている。返済期間を延長して返済額を下げるような手続きができるものか。」「ボーナスが減りそうだ。ボーナス返済を取りやめることはできないか。」「機構ホームページの住宅ローンの返済に関するお知らせ(新型コロナウイルス関連)をみた。詳しい内容を教えてほしい。」etc.

住宅購入を考えた時、まず初めにするべきことは、将来どの様な状況の変化が起ころうと安心・安全に返済ができるよう、また、家計破綻を招かないために「ライフプランを明確にしファイナンシャル・プランニング」で数値化して資金計画をたてることです。
人生の三大支出といわれる「教育資金」「住宅資金」「老後資金」。
その中でも「人生で最も高いお買物」といわれている「住宅を購入」するときに人生の三大支出をしっかり押さえて資金計画をたてることが生涯の家計の収支を安定したものにすることができるのです。

ライフプランとは

「自分がOOの時に家を建てる。
自分がOO歳の時に子供が幼稚園に入園する。
自分がOO歳の時に子供が小学校になる。
自分がOO歳の時に子供が中学生になる。
自分がOO歳の時に高校生になる。
自分がOO歳の時に子供が大学生になる。
自分がOO歳の時に子供が社会人になる。
自分がOO歳の時から8年ごとに車を購入する。
自分がOOの時に子供が社会人になる。
毎年、夏は家族で旅行をし、お正月は帰省をする。
老後は体が元気な限り夫婦で趣味のゴルフを楽しみたい。
老後は結婚した子供家族と毎年旅行に行きたい。
など「ライフイベント」を洗い出すことから始まります。

「ライフイベント」を実行するために「ライフプラン」をたて「実行」するということは、
それぞれに「まとまったお金」が必要になってくるということです。

人生に必要な資金を知る(生活資金)

子どもの教育資金(文部科学省調査)

幼稚園~大学までALL公立・・・

  • 平均1,072.6万円

幼稚園~大学までALL私立・・・

  • 平均2,544.7万円

・すべて自宅から通学した場合

住宅資金(住宅金融支援機構調査)

平均住宅購入費用・・・

  • 3,442.1万円

生活資金

万一の遺族の生活資金・・・

  • 現在の生活費の約7割/妻+子ども
  • 現在の生活費の約5割/妻

老後の生活資金(生命保険文化センター)

老後最低限必要だと思われる日常生活費・・・

  • 平均22.1万円/夫婦2人

ゆとりある老後のために必要だと思われる日常生活費・・・

    • 平均36.1万円/夫婦2人

 

その他の資金

夢プラン実現・・・

  • 車の購入費用
  • 旅行の費用
  • 趣味の費用

いざという時に必要な資金・・・

  • 緊急予備資金=生活費+住居費の3か月分
    =ケガや病気、家の修繕など緊急の出費に備える
  • 生活立て直し資金=生活費+住居費の6か月分
    =失業などにより収入が途絶えたりした場合に、元の生活に戻るために必要な資金

ライフイベント表を作成する

これから起こるライフイベントを時系列で表にしてみる

<ライフイベント表(記入例)>

家族の年齢 ライフイベント かかるお金
長男 次男 長女
2014 35 32 5 3 0 長男、次男七五三 15万円
2015 36 33 6 4 1 次男幼稚園入園 入園費5万円
2016 37 34 7 5 2 長男小学校入学、
次男七五三
入学費用8万円、
七五三5万円

日本FP協会HPより

キャッシュフロー表で家計の収支の流れを見る

<キャッシュフロー表の書き方(見本)>

(単位:万円)

経過年数 現在 1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 6年後 7年後
夫の年齢 38*1 39 40 41 42 43 44 45
妻の年齢 35 36 37 38 39 40 41 42
子どもの年齢 5 6 7 8 9 10 11 12
子どもの年齢 3 4 5 6 7 8 9 10
子どもの年齢
ライフイベント 長男
小学校
入学
*2
次男
小学校
入学
車の
買い替え
妻パート
減らす
夫昇進
夫の収入 550 550 550 550 550 550 550 610
妻の収入 110 110 110 110 110 90 90 90
一時的な収入
収入合計(A) 660 660 660 660 660 640 640 700
基本生活費 200 200 200 200 200 200 200 200
住居関連費 175 175 175 175 175 175 175 175
車両費 34 34 34 34 34 34 34 34
教育費 54 54 54 54 54 54 54 54
保険料 40 40 40 40 40 40 40 40
その他の支出 35 35 35 35 35 35 35 35
一時的な支出 150*3
支出合計(B) 538 538 538 538 538 688 538 538
年間収支(A-B) 122 122 122 122 122 -48 102 162
貯蓄残高 122 244*4 366 488 610 562 664 826

日本FP協会HPより

*1 年齢は現在の年齢を記入

*2 ライフイベントは家族のイベントを記入

*3 一時的な支出はイベントにかかる費用を記入

*4 「今年の貯蓄残高=前年の貯蓄残高+今年の年間収支」で計算

さらにファイナンシャルプランニングを行う

ご自身でキャッシュフロー表を記入して家計の収支の流れを見ることはできます。
でも実際にキャッシュフロー表を出してみると、「子どもの教育費の比重が重くなる高校や大学の頃に、収入より支出の方が大きく赤字になってしまう」「希望の金額の住宅を購入すると老後の生活が成り立たなくなってしまう」「自分たちのライフイベント」に合わせてどのように家計の収支のバランスをとったらよいかわからない。一体どこをどのように解決すれば良いのかと不安になってしまうこともあります。
そこで専門家(ファイナンシャルプランナー)にファイナンシャルプランニングをしてもらうことが有益になります。

人生の3大支出といわれている「教育資金」「住宅資金」「老後資金」
将来の夢やご希望を織り交ぜ、お金をかけるところ・かけないところ、適正な住宅購入価格や子どもの教育資金のかけ方や車の購入価格や買い替え年度など、家計破綻や老後破綻が起こらないよう、詳細にかつ具体的に数値化したキャッシュフロー表を出し、生涯に渡る資金計画をたてることが重要です。
ファイナンシャル・プランニングをした後も、転職をして収入が変わった、家族が増えたなど折に触れファイナンシャルプランニングをして家計のメンテナンスをすることも大切です。

合わせてお読みください

新型コロナウイルス感染症の影響による住宅ローン破綻を防ぐための方法
http://uchitateru.com/wp/columns/1579.php

『住宅ローンを組む前に知っておきたいこと!!』~住宅ローンの返済が厳しくなってしまったら~
http://uchitateru.com/wp/columns/1406.php

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