注文住宅失敗談!!にしない
『住宅購入における資金計画のコワ~イ落とし穴・・・住宅ローン』

住宅ローンを借りてから「失敗した!!」と感じている人は思っている以上に多くいます。
ここでは、どの様なことを失敗と感じ、どうすれば良かったのか解説します。

【失敗したと感じたこと】と対策

【失敗したと感じたこと】と対策
  • 金利のタイプと特徴をよくわからないまま変動金利で借りてしまったが、今後の金利の上昇がコワイ
  • 当初の返済額が1番低くなる期間固定で借りてしまったが、固定期間終了後の金利の上昇がコワイ
金利のタイプと特徴、自分のライフプランにおいてどのタイプを選ぶことが良いのか、事前に情報収集をし、納得のいくまで金融機関や専門家の説明を受ける。また、今後の金利上昇に備え元本を減らすための繰上返済資金準備などの対策をしておくことが重要。

詳しくは
住宅ローンの基本『金利の種類』

金利の低さに魅力を感じてローンを借りたが保証料や事務手数料をトータルして考えたらかえって高かった
金利が低い住宅ローンが一番!ではないです。
金利以外にも手数料、保証料などが掛かるのが普通です。金利の低さだけでなく総費用で
考えることが重要。

詳しくは
住宅ローンは総費用で!

  • 一人では購入希望物件を買えるローンが組めなかったので、夫婦の年収を合算してローンを組んだが、出産・育児のため妻が専業主婦になり。世帯年収が減ってしまったためローンの返済が苦しくなった
  • 健康上の理由や会社都合などで失職したり、転職などで世帯年収が大きく減った
  • 妻の退職が予測される場合は収入減少を考慮した資金計画をたて、購入物件の価格設定をする。また子どもが小学校入学と同時に仕事を始めるなどの計画がある場合は、そこも考慮した資金計画をたてることが重要。
  • 会社の倒産による転職などで収入が減少してしまう場合に備えて、生活立て直し資金として手取り収入の6か月分ほどは貯蓄をしておく。
    病気やケガで長期にわたり働けなくなった時のために、お給料のように保険金が支払われる「就業不能保険」や「所得補償保険」に加入する、または「債務返済支援付き住宅ローン」を組む(金融機関によっては保証される病気の種類が限定される)。

詳しくは
『住宅購入における資金計画のコワ~イ落とし穴・・・夫婦で住宅ローンを組む』

定年後もローンの返済が続くのはイヤなので返済期間を短く設定したが、子どもの教育費と月々の返済に家計が圧迫されて苦しい
住宅ローンの返済期間と完済目標年齢は違う!!
住宅ローンを借りた時と将来の家計の収支は同じではない。
子どもの成長とともに教育費がかかる、部活動や校外活動費の出費、食費の増額等、家計の支出は確実に増える。
住宅ローンはできるだけ長い期間を借りて返済額に余裕を持たせ、完済目標年齢に合わせ繰上返済資金を準備して期間を短縮させることが重要といえる。
繰上返済で期間を短縮させることは容易だが、期間を延長させることは容易ではない。

詳しくは
『住宅ローン返済期間の考え方』

  • 先々の家計の収支を考えずに月々の返済額が住宅購入前の家賃と同じだから融資可能額いっぱいに借りてしまったため、教育費や車のローンで家計破綻しそう
  • 月々の返済だけでなくボーナス返済も入れて融資可能額いっぱいに借りてしまったが、ボーナスが大幅に減少してしまった
  • 子どもの教育費やや車の購入、退職などこれから家族に訪れる「ライフイベント」を把握し、家計の収支がどのように動き、老後の暮らしはどうなるのかということをお金の流れという数字で明らかにした資金計画をたてることが重要。
  • 将来を見据えた資金計画がなされていなかった
    ボーナスは変動する部分であり、ボーナス返済を多額に入れるのはNG
    ボーナス同様に残業代が多く年収に含まれている場合も要注意
    残業がカットされたら年収も大きく減る

詳しくは
これから組む住宅ローンの返済額は今の家賃と同じだから大丈夫。ボーナス払いも併用するから大丈夫。・・・その考えはちょっとまって!!ホントに大丈夫ですか?

【まとめ】

もう、お気づきですね。
ここに示した「失敗したと思ったこと」は資金計画の甘さから起こってしまったことです。
住宅を購入したいと思ったら、まず初めにすることは資金計画であり、きちんとした情報収集と資金計画ができていれば回避できた事項です。
「マイホームは人生で一番高いお買物」そして住宅ローンの返済は30年~35年と長期にわたって続きます。
その間にほとんどのご家庭で子どもの教育資金が大きく家計を圧迫する時が数年続き、子どもが社会人になったら親の介護でお金がかかるということも起こりえます。
様々なリスクを想定し、住宅購入に特化したファイナンシャルプランナーに「ファイナンシャルプランニング」をしてもらい、住宅購入から老後生活までのキャッシュフローを明らかにした上で購入住宅の適正価格や住宅ローンの組み方を決めていきましょう。

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